<Header>
<Author: 韋應物>
<Title: 幽居>
<Format: 格式不明>
<Year: 2002>
<BookName: 唐詩選のことば>
<Translator: 石川忠久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 幽居（ゆうきょ）>
<BookPage: 137-141>
<UsedPage: 5>
<Feature: 4>
<End Header>
<Poem>
貴賤雖異等，
出門皆有營。
獨無外物牽，
遂此幽居情。
微雨夜來過，
不知春草生。
青山忽已曙，
鳥雀繞舍鳴。
時與道人偶，
或隨樵者行。
自當安蹇劣，
誰謂薄世榮。
<End Poem>
<Translation>
身分の高い者と、低い者と、その階級は違ってはいても、
家を出れば皆あくせくと働いている。
私ひとりは、地位や財産といった外物にひかれることなく、
世俗の塵にそまらないひっそりとした住まいでの心情を、
存分に味わっている。
しとしととした雨が、夕べから降っていた。
今朝はきっと春の草が萌えでていることだろう。
青々とした山がさっとあけてくると、小鳥たちが家のまわりでさえずり始めた。
こうした生活の中で私は、時には僧侶といっしょに座ったり、 
またある時は木こりにくっついて山の中に行ったりする。
私には世渡りの才能がないのだが、それに満足すべきだと思っている。
だれが世俗の栄誉を軽蔑しようか。
<End Translation>